2011年8月アーカイブ

本日のブログ担当は永田でございます。

今回も夏の暑さを吹き飛ばせるように、頑張ってブログを更新させて頂きます(笑)。


さて、今回のご依頼はあらゆる広告(ネオン、看板)の製造をしておられる広告のスペシャリスト「旭電工社様」からの調色依頼です。


依頼内容は、大阪の住宅メーカーによる新店舗看板の製作との事。

旭電工社様では、従来からこの住宅メーカーの仕事をされており、弊社でも何度か調色している2液型ウレタン塗料の追加注文です。


使用塗料は、高隠ぺい性ハイソリッドタイプ/アクリルウレタン樹脂塗料「73ラインハイロック」での調色です!


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追加注文の場合、前回のデータを保管している為、速やかに調色は出来上がります。


しかし前回のデータ通りに配合してもピッタリとは行かないのが調色の難しさであり、神秘?でもあり、これこそが『職人の腕の見せどころ』なのです!


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いかがでしょうか。前回のデータをベースに微調整を施し、見事な出来栄え!(笑)
しかし、いくらデータが有るとはいえ、追加注文の場合にはより高度な調色技術力が必要です。


今回は、腕利きの調色技術者の手により、非常にスピーディに調色作業が終了いたしました。


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*2液塗料の場合、硬化剤を添加することで色が変わります。
だから調色を行う場合、必ず硬化剤を添加して色確認をします。


旭電工社様は弊社と目と鼻の先という事で、またまたお邪魔をしてしまいました。(笑;)


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今回の2液型アクリルウレタン塗料「73ラインハイロック」は、
主剤と硬化剤の配合比は4:1(重量比)の塗料なので、
写真のようなスケールを使って硬化剤を添加します。


*2液型塗料の主剤と硬化剤の配合比は重量比です。
スケールを使用して正確な配合で塗装を行わなければ塗料の持つ性能を発揮することが出来ません。


さぁ、いよいよ塗装に入ります。


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今回は8月で夏真っ盛りということで乾燥の遅い016-2732ハイロックシンナー(盛夏型)
で希釈する事をお勧めしました。


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並べられているのは、文字やイラストが切り抜かれたステンレス板とボンデ合板。
これらを脱脂しスプレーガンで塗装します。


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捨て吹きから一回目の塗装。
左右へ見事なガン捌きで美しく染められて行きます。


ウレタン塗料はホコリを呼び込みやすい特性を持っている為、床に水を撒くなど注意をして塗装作業をしておらられました。


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切り抜いた所にアクリル板を張りこんなに可愛い仕上がりになりました。


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現場での設置工事も無事に済み、こんなに素敵に出来上がりました(笑)。
夜になって照明を点けると更に美しく、道路を走る車からも良く目立事でしょう。


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今回、見学させて頂いたのは、あらゆる広告(ネオン、看板)の製造を行う広告の
スペシャリスト「旭電工社様」でした。


なお、「調色センター」では、上記と同様の塗料調色はもちろん、さまざまなネオン・看板の調色にもご対応いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。


「調色センター」へのお問い合わせ・ご相談はこちら

重防食専門/大手塗料メーカーの特殊塗料調色

『調色の達人ブログ』をいつもご覧頂きありがとうございます。


今回の担当はモーリスです。


さて、弊社で行っている調色には、建築塗料や工業用塗料の汎用品の他に、特殊な用途で使用される塗料の調色があります。今回はその特殊塗料調色ご紹介したいと思います。

弊社では、高度な調色技術をご信頼頂き、長年に渡り重防食専門の大手塗料メーカー『ジャパンカーボライン社』の調色を手がけて参りました。

ちなみにジャパンカーボライン社は、塗料業界において優れた技術力を有する重防食専門の大手塗料メーカーとして、世界各地の原子力発電所をはじめ化学・石油・上下水処理・製紙などのプラント類、橋梁・交通・鉄塔などの大型構造物、そして船舶・海洋開発プラントの重防食分野に多大な実績を誇っています。

その中でも特に調色センターでは、ジャパンカーボライン社の数ある製品群のうち、主に厚膜形ポリウレタン樹脂塗料と厚膜形変性エポキシポリアミン塗料の調色を行っております。


そこで今回は、厚膜形ポリウレタン樹脂塗料の調色について解説してみましょう。


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この塗料のタイプは、アクリル脂肪族ポリウレタンとするカーボライン133HBです。
このHBグレードという種類の塗料を半ツヤ仕上げとし、HSグレードのツヤ有りと区別します。


この塗料は、優れた耐候性があり、酸・アルカリ・塩・水がかかる厳しい条件にも耐えうる上塗り塗料です。

このような特殊塗料の調色というのは、かなりの調色技術力を要します。

と言いますのも、ジャパンカーボライン社の特殊塗料は大変厳しい環境で使用されることもあり、塗料についても高耐久性を可能にする独自の特殊成分が配合されていることもあり、今回調色を担当した技術者も「ジャパンカーボライン社の特殊塗料調色は慣れるまで時間がかかる。」「特殊塗料調色を経験している者でも、ジャパンカーボラインの調色がしっかりと出来るようになるまでに3ヶ月以上はかかる。」と言っていました。



たとえば、他の塗料の調色とどのように違うのでしょうか。

まずは、硬化剤の配合という点です。通常2液性の塗料というのは硬化剤が入り塗膜になりますが、ジャパンカーボライン社の調色は調色の段階で硬化剤を混ぜて色を確認していきます。

それは、ジャパンカーボライン社の特殊塗料の場合、硬化剤を入れることによって色の変化がある塗料なので、硬化剤を加味した調色技術力が必要になってくるからです。

写真は硬化剤を量りの上にのせたものです。実際の一斗缶の容量の1/1000(1000分の1)で硬化剤の割合をきっちりはかります。


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0.2gの硬化剤


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基剤(色目)を1.8g入れて2.0gにしました。


配合比は一斗缶で18:2ですから、1/1000で1.8g:0.2gになります。
調色技術者は、「まず、この配合をきっちり量ることが大事だ」と言っていました。
こうして硬化剤をいれたものをよく混ぜ合わせ、そして色を見ていきます。
このように、ジャパンカーボライン社の特殊塗料の場合、必ず硬化剤を入れて色を見ていくという点で手間も時間も掛かるのです。
1/1000とはまた微量でなんとなく細かい感じがしましたが(苦笑)、そこはシビアな匠の職人です。材料は大切にムダのないように・・との事(笑)。こうして硬化剤を入れて色を見ていくのも、特殊塗料であるジャパンカーボライン社の塗料は値段も高いので(苦笑)、一度に色を合わそうとして間違って、クライアント様に対してムダ、ロスを出さないようにする為の大切なひと手間なのです。


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カーボライン133HB基材です。


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硬化剤やカララント。硬化剤もウレタンとエポキシと種類が違いますが、ウレタンの
硬化剤の色が乳白色に対してエポキシの硬化剤は黄土色をしていて、かなり調色の
際に影響しそうな濃色となっています。


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攪拌の様子


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調色に必要な材料を各種取り揃えています。


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何度も先程の要領で調色をして色目を乾燥させ色目を確認します。


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微妙な色差も弊社の調色技術者の目は、見逃すことはありません。繰り返し色を確認し、
このような色目確認の塗板カードを何枚も作成します。そうした過程を経て、
この日もジャパンカーボライン社の厚膜形ポリウレタン樹脂塗料の調色が数十缶上がり、
メーカー様へ出荷されていきました。


調色センターでは、ジャパンカーボライン社をはじめとする、大手塗料メーカー様からの直接のご依頼にも迅速にご対応させて頂いております。

尚、上記のような重防食塗料をはじめとする、あらゆるメーカーの特殊塗料調色にも対応が可能です。特殊塗料調色のご用命の際には、当社調色センターまでお気軽にご相談ください。高度な調色技術でハイクオリティな仕上がりをご約束いたします。


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本日のブログ担当は永田でございます。

今回も、皆様の参考にして頂くべく、頑張ってブログを更新させて頂きます(笑)。


さて、今回のご依頼もまた近隣の塗料販売店様より、色見本持込による依頼です。


これがなんと白い板!(驚)。
しかし、ただの白い板ではございません。実はなんと、これは皮のバッグや財布などで有名なアメリカのブランド『COACH』の色サンプルなのです!

今回、関東方面のショッピングモールに新しく出展する陳列棚に塗装されるそうです。


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実はこのような淡彩、しかも『白』という奴は非常に手強い物なのです。



しかも写真では分りにくいですが艶の程度の数値30グロス(3分艶有)しか無いのですが、これを50グロス(半艶)に、とのご希望なのです。
やっぱり、世界ブランドメーカーは、指定が細かい!(苦笑)。

このような調色は、本当に高度な調色技術力が要求されます。なんせ艶加減までビシッと指定されてますからね(苦笑)。

しかし、弊社にはこのような難題にも果敢に挑む『匠』の技を持つ調色職人が複数在籍しておりますので、ドンと望むところです!


それでは本題に入りますが、調色内容はアクリルラッカーでのご依頼です。

世界の高級ブランド品を陳列する棚なので光沢の良い耐黄変性に優れた塗料ハイソリッドタイプのネオアクリルラッカー「38ラインコーロック」での調色!


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まずは、淡彩色の調色の場合、ベースとなるホワイトを入れ原色を少しずつ入れていき、
確認をしながら微妙に色目を調整していきます。



『匠の心遣い』
通常の調色作業の場合、左のブリキ板を使用するのですが、今回のような淡彩色の場合下地の色が透けてしまい黒くまたは青く見えてしまう為、上がりの色が違ってしまいます。

そこで、今回は右の下塗りを施したブリキ板を使用します。
実際の塗装現場でも下塗りにサフェーサー(下地調整剤)などを塗装してから上塗り塗装をしていますので、こうすることで、より正確な調色が出来るのです。


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色確認をしながら数回の調整をします。


   
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かなりの良い具合に色が出てきました。



自然の昼光で調色する際、日の出の3時間後から日の入りの3時間前までの間による、
北側の窓から受けた光「拡散昼光(北窓昼光)」で合わせるのが
適しているとされています。

スプレーガンで吹いて確認します。


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同じように吹いた板ですが(左ブリキに直接・右下地に白を塗装した物)、
よく見るとご覧のように見た目に異なって見えるものなのです。



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今回も見事な出来上がり!ピッタリと調色できました。



今回はラッカーで艶の調整は有るもののほぼ白に近い淡彩色で、一般的には簡単に調色できると思われがちですが、白い色というのは微細な色加減が非常に難しく、非常に神経を使う作業で『熟練の技』が必要なのです。

しかも今回は高級ブランド商品を陳列する棚と聞いていたので、特に神経を使いました。
いや勿論、どのような注文に対しても全力で作業しておりますが・・・(笑)
今回は、塗装される工場が弊社の近くだったので社長様のご好意で塗装後の製品を見学させて頂きました。


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上部にスポットライトが付き棚の奥の枠に沿ってステンレスのモールが付いて完成となるそうです。



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とても美しい仕上がりに感動を覚えるほどでした。



誠に、ありがとうございました。

これからも、近隣の塗料販売店様や塗装店様とは、ますます親しくお付き合いをさせて頂き
『匠の技』と『心遣い』でお客様の「かゆい所に手が届く」・・・。
そんな企業でありたいと思っております。

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凹凸のある吹付現物塗膜に合わせた塗料調色

厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日のブログを担当させて頂きます池上と申します。

現在、私達「調色センター」では、なんと工場内の気温が40℃近い中、年齢を感じさせない(?)パワフルな調色職人たちが日々汗だくになりながら、お蔭様でたくさんのご依頼に対応すべく調色業務に励んでおります(笑)。

これから皆様に、現場での実際に行われる調色を知って頂きたく、お役に立てるような様々な事例を紹介できればと思っておりますので、ぜひお付き合いの程よろしくお願いいたします。



さて今回は、某塗料販売会社様より凹凸のある吹付仕様の丸印の色に合わせて欲しいとのご依頼を頂きました。


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先週に引き続き、今回もリアルでダイナミックな見本です。(笑)



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凹凸のある吹付仕様の塗膜 〔アップ写真〕
こういう壁よくみかけますよね。



このような壁に合わせて調色を行う際、凹面は濃く凸面は淡く見えてしまうため、どちらかで合わすと仕上がりに誤差が生じてしまいます。

それでは、仕上がりに誤差を出さないようにするには、どのように調色されるのでしょうか?


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まずは、原色選定。ベースになる白に左上より、オーカー、赤錆、
左下のウィークホワイト、ハイエロー、黒を用いて、さあ調色開始です。



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原色が次々と投入され、勢いよく攪拌されます。
初めは完成品の約半量で調色していきます。



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早い!10分も経たないうちにほとんど仕上がってきました。
このように見本と合わせる色を見比べる場合、凹凸面どちらかではなく
全体の見た感じを瞬時の判断で決定します。
それは、長時間見ていると、凹面の濃い色と凸面の淡い色の誤差で判断が
つかなくなってしまうからです。



しかし、プロの調色職人は本当にスピーディーです。実は、それには秘訣があり、まず最初の確かな原色選定がスピード調色のカギとなります。それが解るには長年のキャリアと経験が不可欠です。



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また、塗料の種類によって違いはありますが、「のぼり」という塗布した瞬間は
淡く塗膜の中まで乾く頃には、濃くなるという事が起こります。そのためオーブンで
速やかに乾燥させ、色がのぼった状態で見ると、正しい判断が可能になります。



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さらなる微調整を加え完成しました。これは製品缶に詰め替えているところです。



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詰め替えが完了いたしました。(笑)
早速本日の便でスピード出荷いたします。



「調色センター」では、今回のように凹凸のある見本の状態を見極め、色のぼりなど塗料の性質を熟知したプロフェッショナルな調色技術士により、あらゆる調色のご依頼に対応させて頂くことが可能です。

「このようなサンプルで調色できないか?」など、リクエストがございましたら、ご遠慮なく、一度私達「調色センター」まで、お気軽にご相談ください。

あらゆるご希望に応じて、誠心誠意ご対応させて頂きます。

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外壁塗膜の現物サンプルによる塗料調色

皆様、はじめまして。本日のブログを担当させて頂きます永田と申します。

私達「調色センター」では、これから本ブログ「調色の達人」にて、日常のさまざまなご依頼のケースや、実際の調色を皆様により解りやすくお伝えできればと考えております。

これから、頑張ってブログにアップロードしてまいりますので、ぜひお付き合いの程、宜しくお願いします(笑)。

さて、今回の調色は近隣の某塗料販売店様より見本持込による依頼です。



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なんと外壁の塗膜をモルタルごろ割ってきたワイルドなサンプル!(驚)。
昔から良くある骨入りリシンの上に水性アクリル塗料が塗られている物でおそらく
艶消しの塗料だと思われ、全く艶が無く汚れもひどい状態でした。



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まずは、淡彩色の調色の場合、ベースとなるホワイトを入れ原色を少しずつ入れていき、
確認をしながら微妙に色目を調整していきます。



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さらに、黄味(今回はオーカー)と黒味(ブラック)を入れて攪拌。
缶の隅は混ざりにくいものムラのないように丁寧にかき混ぜます・・・。



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混ざったところで色の確認。
骨入りの塗料は凹凸がある為角度を変えて入念に確認をします。
黄味、黒味、赤味(オキサイトレッド)を少しずつ添加し攪拌。



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骨入りの確認板に塗って見ると分りやすいです。



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若干、黄味が足りないようなのでエローを少々添加。



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いかがでしょうか?ピッタリと調色できましたね(笑)。



調色の場合、まずまずの出来栄えと思われても、念入りに骨入りの確認板にも塗って見る必要があります。なぜなら、塗装する物によって地色の関係もあり、同じ色なのに多少違って見えるからなんですよね。

実は、これが調色において最も難しい問題の一つなんです(苦笑)。

故に「調色センター」では、受注する際に色・艶・塗料の種類は勿論のこと
素材は何に塗装するのか、どのような製品となるのか、完成した製品はどのように使用されるか(外部または内部)など、情報提供をお願いする場合がございます。

それはお客さまの求めてられておられるスペックをクリアし、尚且つ塗料の持つ性能を発揮させながら、塗装業者様またその先に居られるユーザー様に喜んで頂きたいという私たちの想いからなのです。

今回の調色は、現物見本の色サンプルからでしたが、「調色センター」では、あらゆる現物の色見本サンプルがあれば、その色見本をベースにしてご希望の塗料色をお作りすることが可能です。ぜひ、私達「調色センター」へお気軽にご相談ください。

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木目調カラーサンプル10色の塗料調色

皆様、はじめまして。「調色センター」代表のモーリス美和子です。

この度、「調色センター」では、現場の調色作業や業務イメージを判りやすくお伝えするため、ブログ「調色の達人」を始めることにいたしました。

これから、弊社の調色技術者の仕事ぶりや、色合わせの職人技を皆様にご紹介したいという思いで書いて参りますので、これからお付き合いの程、宜しくお願いいたします。


さて、今回の調色は某塗料販売会社様のご依頼で、メラミン化粧版などによく使用されている木目調のカラーサンプルが色見本として、少量で10色の調色を行いました。

木目調と言うのは、カラーも濃淡さまざまで、自然の木の素材をまねた風合いです。ですから一言で『この木目調をペンキ(塗料)で合わせてください』と言われても『どこの辺りにあわせましょうか?この薄い茶色でしょうか?それともこっちの濃い目の茶色でしょうか?』と見本を手に、どこに色合わせするかとても悩むのです(苦笑)。

今回は木目調のサンプルにキッチリ印が入っていました。つまり『木目調のこの部分の色ですよ。』という事です。これで、スムーズに色合わせが始められます。



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これが今回の木目サンプル。印の部分の色に合わせて調色します。



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依頼されたサンプルには調色指示書や調色カードが添えられて調色現場の
技術者の手に渡り、早速調色開始です。



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調色技術者の調色風景です。同じ系統の色目は基本的に同じ原色を使用するため、
3~4色いっぺんに合わせます。



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ほぼ各色に色目ができてきました。次は微調整を加えながら
シビアな色合わせへと進みます。



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いかがでしょうか。木目調のサンプルと出来上がった調色塗料です。
今回は塗料塗板写真がありませんが、
「調色センター」では、色見本サンプルと塗料塗板を複数回にわたって見比べて、
色差0.3以下まで、シビアに調色していきます。



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早速スピーディーに三色が出来上がり、ラベルが貼り付けられました。



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依頼分の10色全部が上がり、箱詰めされ出荷されます。
尚、受注から調色・出荷までは、ほぼ半日というスピードでした。



今回は1kgという少量で10色という調色依頼でしたが、例えば、石油缶で数十缶という比較的大口の依頼でも、弊社のスピード即納体制は変わりません。

「調色センター」では、「正確な調色」「スピード納品」をモットーに、今回のような木目の色に合わせるというような特殊な依頼にもフレキシブルにお応えできる体制と高度な調色技術力を持っております。

また「調色センター」では、あらゆる色見本より塗料調色が可能です。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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