2011年9月アーカイブ

八尾空港/飛行機部品用塗料の調色

本日のブログ担当は、またまた永田でございます。

暑さも和らいでちらほら秋を感じる気候になってまいりました。
スポーツの秋、食欲の秋、ブログの秋、今回も頑張って更新させて頂きます(笑)。


弊社は大阪府八尾市に所在し、近くには「八尾空港」があります。


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八尾空港は1938年(昭和13年)に阪神飛行学校として始まり、戦争中は陸軍の専用飛行場となり「大正飛行場」と呼ばれていました。戦後は「阪神飛行場」と呼ばれていた時代もありましたが現在の「八尾空港」と改称されました。

現在、八尾空港では航空写真撮影、取材報道、遊覧飛行、宣伝広告、操縦訓練などが行われており陸上自衛隊、大阪府警察航空隊などが在駐し災害時の援助基地として重要な役割を担っています。
          

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今回の調色のご依頼はその「八尾空港」に離発着している小型飛行機の部品合わせで
5色のご注文です。


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飛行機は得意分野ではないので何処のパーツなのかは良く分りませんが何処と
無く品格漂う精密で上品なパーツ達(笑)


自然乾燥の速乾性とのご希望ですので今回は、ロックペイント『車両用高級ラッカー』をチョイス!


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5色も頂いているので順番に作業に入り順調に上がって行きます。


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今回はこいつにスポットを当ててみましょう!
なぜなら写真では分り難いですが艶消しで凹凸のある見本なのです。


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艶消しの淡彩色なので先にフラットべース(艶消剤)とホワイトを入れ、
各原色は『ドバッ!』と入れすぎないようにカップに入れて準備します。(笑;)


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こんな感じで慎重に・・・


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凹凸と汚れがあり、見る箇所や角度によって色が異なって見えるので
あらゆる角度で確認をします。


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*黄味が足りないようなのでオーカーを投入! して調整
いかがでしょうか!


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ブリキ板に直接塗装した物(左)と下塗りをした物(右)で確認してみます。
おぉ~!今回もまたまた見事な仕上がり!!


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全5色、スピーディーに仕上がりました。


この塗料達がそれぞれ飛行機の部品に塗装され、大空へ飛んで行く事でしょう(喜)?・・・?・・・?
「大空へ」と言う事は・・・


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『色が、ぜんぜん見えません!(苦笑)』


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塗料というのは半製品で建築物や家電製品、自動車、船、飛行機、ロケットその他、
あらゆる物に塗装されています。


弊社で調色された塗料が家に塗られ、生活を照らし、道路を走り、海を渡り、
今回のように大空を飛び、宇宙へ飛び出すお手伝いをしているか?と思うと誇らしく
胸を張る担当者でございます。

なお、「調色センター」では、このような過酷な環境で使用される
工業用特殊塗料の調色なども得意といたしております。ぜひお気軽にお問い合わせください。


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