2011年11月アーカイブ

大型重機塗装用塗料の調色

今回は大型クレーンを塗装する為の塗料の調色依頼でございます。

大型クレーンを塗装という事ですのでご注文の缶数も大型!(笑)


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これが、初登場!1tタンクで御座います。
これで60缶口の調色作業を行います。大迫力のサイズですねぇ(笑)


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最初に7割ほど塗料を仕込みます。
7割と言っても約50缶ほどになります。


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どんどん積み上がって行く空缶の山!山!山!


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色の確認をします。
人と一緒に写ると大きさがよく分かります(驚)
我が家の湯船よりやや大きめかなぁ~

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なかなかいい具合じゃないですかぁ(嬉)


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色出しが早かったのでお次は量です。これでは全然足りません(苦笑;)


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60缶口となるとこんな感じでいっぱいいっぱいとなります。

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出来上がった塗料を一斗缶に小分けして行きます。
計りに乗せて一缶づつ・・・60缶となるとこの作業も大変です。

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じゃじゃあ~ん!
60缶口出来上がりました。(拍手)
こうして積み上げるとなかなかの迫力で御座います。

トラックに乗せられ旅立って行きました。

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今回ご依頼の塗料はこのような大型クレーンに塗装されるという事です。
あなたの近くの工事現場で作業しているクレーンは今回弊社で調色した塗料で
塗装されているかもしれません。


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渋谷「パルコ」カラーサンプル調色

本日のブログ担当は永田でございます。

さて、今回のご依頼もまた近隣の塗料販売店様より、色見本持込による依頼です。


今回もまたまたカラフルなサンプル板でございます。
これは若者の街、渋谷『PARCO』のカラーサンプルなのです!
陳列棚に塗装される物だと思いますが定かではありません。


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7色の中から今回は一番鮮やかな「レッドさん」にスポットを当ててみましょう!(笑)
高級ラッカー「30ラインロックラッカー」での調色!


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先ずは見本帳(今回は日塗工F版を使用)で近い色を探してみましょう。
F05-40Xの近似色といったところでしょうか・・・


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エローを基調にレッドを加えて行きます。
少量で近い線まで調色し配合量を見て行きます。
いきなり指定量を作ろうとすると添加しすぎた場合取り返しの付かない事に
なってしまします。(4㎏を作るつもりが16㎏くらい出来たり・・・苦笑;)
今回は1/3くらいから始めてみました。


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レッドと言っても幾つかの種類があります。一般的にレッドは黄黒きスカーレットや
シンクレッドは黒味を取った鮮やかな赤です。
今回は、鮮やかな色合いを出すことができるシンクレッドを使用して行きます。

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レッドが効き過ぎないように少量ずつ色確認をしながら調整をします。


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ちょいと慎重過ぎますかな?
これじゃ日が暮れてしまいますねぇ(笑)


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日が暮れると仕事にならないので
今度は、思い切って投入してみました。


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なかなかgood!じゃないですかぁ(笑)


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いい感じに色が出たので吹き付けて確認です。


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お見事!パチパチ

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すべての色が出来上がりました。


今回は若者の街渋谷「パルコ」内で塗装される塗料だったので鮮やかな色のオンパレード
色鮮やかな若者達のオシャレのお手伝いが出来た事を喜びに感じる担当者でした。


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本日のブログ担当は永田でございます。

しばらくブログの更新がご無沙汰いたしておりましたが、また頑張って皆様の参考になる様、調色事例を発信してまいりたいと思います!(笑)

さて、今回のご依頼は、以前にも有りました皮のバッグや財布などで有名なアメリカのブランド『COACH』の陳列棚のパートⅡでございます。

今回は、なんと茶色い板!(驚)。
しかし、ただの茶色い板ではございません。(前回と同じ流れ・・・苦笑;)
今回のブラウンは同じ塗料をフラットな仕上がりと木目のように見せた仕上がりにするという正に調色職人と塗装職人との『技』のコラボレーションなのです!



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2パターンの仕上げとなるのでサンプル板もそれぞれ頂きました。



*それぞれ同じ塗料を塗装しているのですが、仕上げによって色、艶、共に異なって見える物なのです。



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艶の指定が30グロス(3分艶有)ということなのでまずはフラットベース(ツヤ消し剤)を
25%を投入します。



調色が仕上がった塗料にフラットベース(ツヤ消し剤)を添加して艶調整をする場合と今回のようにフラットベース(ツヤ消し剤)を先に入れる場合がありますが、塗料の種類や色合い、調色量やフラットベース(ツヤ消し剤)の添加量などの状況により使い分けます。



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続いてオキサイトレッド、ブラックを投入!
今回の調色はこの二色が主で双方の添加量で大まかな色だしが出来るであろう。



色の確認!
中央部分のツヤが出て乾燥してないように見えますが、ちゃんと乾燥させてから確認していますよ。もちろん・・・(苦笑;)



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ナイスな具合に出ていますが、鮮やかすぎるかな・・・



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ホワイトを添加し少しぼかしてやりましょう!



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ブリキ板に吹いて確認します!



※ツヤ調整などが有る場合は特に吹き合わせでの確認が必要です。



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初登場!「膜圧計」で確認して見ましょう。
30グロス(3分艶有)の指定なので、お見事!



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フラットな見本(左)と木目の見本(右)に合わせてみました。
同色なのにこんなに違って見えるのです。



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今回も調色は見事に完成!



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またまた見学させて頂きました。
フラット仕上げ(左)と木目の仕上げ(右)



調色職人と塗装職人との見事な『技』のコラボレーション!
塗料というのは半製品です。調色職人の手により調色された塗料を塗装職人の手により塗装せれて我々が日常使用する製品となるのです。
即ち、常にコラボレーション!なのです。(笑;)


「調色センター」では、上記のような独自のブランド指定カラーに合わせた塗料調色はもちろん、繊細な仕上がりが要求されるシビアな艶調整・指定など、ハイレベルな調色依頼にも全てご対応いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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