調色の最近のブログ記事

マネキンボディーに合せた調色

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今回の色見本はこのSEXYなマネキンさんのボディ!

なんでもボディ、腕、足などのパーツを別々の工場で塗装した物を
組み合わせたら色が違ってお困りだとか・・・

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自然乾燥で素早く乾くものをご希望だという事でしたので
ロックラッカーをチョイス!

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写真では分かりにくいですが、このような淡彩色の艶を消した調色は
意外と手間が掛かって大変なのです・・・(苦笑;

今回は二度目の確認で O.K !

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今日は調子が良かった~♪  終わってしまえば楽な作業でしたが
こんな色の追加がまた苦労するのです。


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トラックの部品に合せた調色

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こちらが今回、見本として持ち込まれたトラックの部品!

深みのある落ち着いたグリーンです。


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2液型ウレタン塗料をご希望という事ですので
ハイロックDX2液型アクリルウレタン樹脂塗料 4:1をチョイス。

少ない塗り回数で光沢、肉持ち感のある仕上がりで、乗用車をはじめ、大型のバス、
トラックや各種機械類の塗装に用いられます。


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調色担当者の経験から使用する原色をチョイスして配合して一度目の確認!

かなり良い感じに色が出ています。


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微調整をして二度目の確認!

おぉ~! 素晴らしい♪ こんな感じで「ビッシッ!」来る日は気持ち良く作業が出来ます(笑)

だから仕事は辞められません!

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一度目の色確認と二度目ではこんなに違います。

2液型塗料の場合は硬化剤の配合によっても色差が出て来ます。
経験からそれを見越して色合わせをして硬化剤を混合して色の確認をします。

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今回はソリッドカラーでしたので比較的スムーズに作業が進みました。


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ホイールに合せた調色

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今回、持ち込まれたのは古い自動車のアルミホイール
表面に艶もなく汚いので同色のシルバーに調色し塗装してクリヤーでピカピカにしたいとの事。

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確かに汚れてますねぇ~
古い自動車のアルミホイールに塗装するのは勿体ない。(個人的主観です)
しかもこの汚れなら!

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コンパウンドで磨いて行けば綺麗になるはず!

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少し粗目のものから初めて徐々に細かくして行くんです!
ただ、今回は中目くらいからで十分かと思います。

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汚れは落ちますが表面に細かいキズが残ります。
これを更に細かい目のコンパウンドで磨いて行くのです。

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サンドペーパーでいう1500番から3000番程度の細かさまで、磨いて行きます。

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ほらっ!
この通り美しく仕上がります。
私の説明にご納得頂き早速、磨いてみるとの事でした。

んっ? 調色塗料、売れませんでしたね(汗;
お客様が喜んでお帰りになられましたから良いでしょう。

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カスタムカーのパーツに合せた調色

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空冷フォルクスワーゲンのリアの部品をお預かりしました。

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FRPの部品のですので柔軟性のウレタン樹脂塗料073ライン『ハイロックDX』を使用します。
エローの原色のように思えますが、原色と言いましても塗料の種類によって
様々な色足があります。

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今回の色もキュートエローをベースにパーマエローと
オーカーと黄色味だけでも3色の原色を使用しております。

色確認、黄色味だけだと鮮やかな色合いで出ています。
濁りを加えて鮮やかさを取っていきます。

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かなり近づいて来ました。
後は、微調整して硬化剤を添加して最終確認です。

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いい感じに上がりました。

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今回はソリッドカラーのエローで一見、簡単な色のように思うのですが
黄色系原色を3色を使ったり、濁らせたりシンプルに見える色ほど
奥が深い物なのです。

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<写真はイメージです>
今回お預かりしたカスタムパーツは、フォルクスワーゲンの中でも珍しい
「バハ・バグ」のリアパーツと思われます。
美しくレストアされて街を走る姿を見てみたいですね!

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メタリック系の色合わせ

今回はゴールドメタリックに塗られた椅子を見本にしての調色です。
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■塗料は、35ラインのラッカー。
http://www2.rockpaint.co.jp/home_j/products/car/product/uwanuri/rocklaccer.html
メタリックベースにインドオレンジとフェリックレッドを使って調色します。

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■見本に合わせてメタリックベースを選びます。
 このベースの選び方ひとつで、色の仕上がり具合が大きく変わってくるので慎重に選びます。
 今回は中目のメタリックを選択。

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■調色タンクのメタリックベースにインドオレンジとフェリックレッドを
 約20%程度を目安に投入していくと徐々に金色に変化していきます。

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■地色による影響を考慮して、白紙と鉄板2種類の塗り板に吹き付けて、色目を確認しましょう。

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■わずかな差ですが、1回目より2回目、2回目より3回目と確実に見本に近づいてきました。

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■いよいよいい感じになってきました。

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■さらにレッドを投入して微調整しましょう。

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■少し時間がかかりましたが、バッチリ仕上がりました。

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■メタリックは、見る角度や位置、光の反射によって印象が異なり、見本があっても合わせるのが非常に難しい色です。
 また、メタリックベースの種類は多岐にわたり、塗料メーカーの品揃えにも差があるので、その選択によって仕上がりが変わり、
 近似色となる場合もあります。

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樹脂製品に合わせての調色

今回の調色依頼は鮮やかなブルーのABS樹脂製品。

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見本は自動車パーツの一部でしょうか?

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塗料は、73ライン ハイロックをチョイス。
http://www2.rockpaint.co.jp/home_j/products/car/product/uwanuri/highrockdx.html

見本の鮮やかなブルーに合わせて慎重に色を調整します。

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まだまだ青味が少ないかな?

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少しブルーを足して再調整、確認のため板に吹き付けます。

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今度はバッチリ、見本通りです。

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太陽や蛍光灯といった光源の違いにも配慮して慎重に色を合わせたので、
お客様も大満足の仕上がりです。


弊社では、車両・建築・機械など、幅広い用途の調色を承っています。

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塗料製品以外の調色実績・その1-1

株式会社ロック八尾調色センターでは、塗料以外の製品の調色にも積極的に取り組んでいます。

今回の調色実績ご紹介は、アルゴ有限会社様より引き合いのあった蛍光ランプ用フィルムの着色剤の調色です。

まずは調色作業です。

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■ベースとなる基剤を用意し、顔料を加えて色出しします。今回は、「マゼンタ」「レッド」「イエロー」などを使います。


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■ポリエステルフィルムに塗布して、見本と比較します。


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■赤みが少し足りないので、「マゼンタ」を1g単位で加えながら調整します。


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■そろそろ、いい感じで合ってきました。


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■色味がピッタリと合いました。次回は製造工程をご紹介いたします。


塗料以外の製品の調色もご相談ください。
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鮮やかなインクの色に合わせた調色

今回のご依頼は紙にプリントされたインクの見本帳「PANTONE」のカラーナンバー185C!
ご覧のように燃えるような鮮やかなレッド!なのです。

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インクと塗料では成分が異なる他、原色の種類や数、効き具合が違ってくるので
調色作業には長年の経験と「技」が必要となるのです。


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今回はFRPの造型物に塗装という事で2液型ウレタン樹脂塗料のご依頼!
073ライン ハイロックをチョイス!
http://www2.rockpaint.co.jp/home_j/products/car/product/uwanuri/highrockdx.html

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鮮やかなレッドなので濁らせては大変です。少量で調色してみます。 

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いい具合に色が出てきたので早速エアーガンで吹いて確認してみましょう(笑)


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凄い!お見事!ばっちり!ピッタリ!(笑)

今回はあまりにもスムーズに調色作業が終了しましたのでまたまた塗装作業を見学させて頂きました。
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公園の遊具でしょうか?丸みを帯びたリボンのような形をしたFRPの造型物で
1,200mm以上はありそうな大きさです。
表面のゴミやホコリまたは静電気を除去するための脱脂作業です。


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大きい物なのでこのように吊り上げて塗装作業に入ります。
上塗り1回目の塗装

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上塗り2回目の塗装でしっかり色を止めて艶を出して行きます。

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上塗り終了!しっかり艶も出ています(笑)
皆様の近くの公園かテーマパークで会えるかもしれません。


今回指定の色見本帳パントン(Pantone)はアメリカのメーカーで欧米圏で普及し、DTP、ファッション、プロダクト、インテリア、建築と色に関わるあらゆる産業で利用され、そのカラーマッチング・システムが普及しました。
今日の欧米圏では、デザイナー、色に関わる全ての産業、小売業者、メーカーまでが多く利用している見本帳です。

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ガソリンキャップに合わせての調色

明けましておめでとうございます。
旧年中はご愛顧賜り厚く御礼申し上げます。
本年もよろしくお願い致します。

今年の第一弾もビンテージ!
古き良き時代の古き良き物が大好きな担当者としましては嬉しい限りです。


今回のご依頼は、ジャジャ~ン!
昭和43年式の初代カローラのガソリンキャップです。
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正面からで分かりづらいですがボディに沿ってRが付いていて
時代を感じるデザイン!

お客様とメールでの打合せの結果、今回はボディの傷のタッチアップとボンネットの
裏側の塗装という事でしたので一液型アクリルラッカーでのご注文となりました。
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高級アクリルラッカー(一液型)
http://www2.rockpaint.co.jp/home_j/products/car/product/uwanuri/corock.html

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ホワイト系の淡彩色のソリッドですので少量でのスムーズに作業できます。

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原色を控えめに入れたかな?
もう少しずつ原色を足して確認してみましょう


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最後は吹き付けてきっちり色確認


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44年前でもこの美しさこのカローラはとても大切にされているのが分かります。
そんな車のメンテナンスのお手伝いが出来て嬉しい限りです。(笑)

この先20年も30年もこのカローラは元気に走っていることでしょう!


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自転車の色に合わせての調色

今回もまたまたホームページをご覧になってのお問い合わせです。

「自転車を塗りたいのですが少量の調色はできますか?」といった内容でした。
 
*弊社では見本を頂ければ1㎏から調色しております。

その日の午後には見本をご持参頂きました。
お話を聞いてびっくり!あるんですねぇ~ いろいろな世界にビンテージが・・・(笑)
ヨーロッパから輸入した自転車の部品という事でした。

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これはどうやらフロントホークのようですねぇ
写真では分かりづらいですがブルーメタリック!
メタリックは角度により色が異なって見えるのです。
写真左から右へ徐々に明るくなっているのが分かるかと思います。


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高級感のある仕上がりをご希望でしたので
高耐候性で豪華な仕上がりが得られる車両用塗料『ハイロックDX』でご注文
http://www2.rockpaint.co.jp/home_j/products/car/product/uwanuri/highrockdx.html


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今回は自転車の塗装ですので弊社での一番小さな容量1kgで調色
量が少ないほど調色作業は難しくなるんですよ~(苦笑;)


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まずは色確認!おやおやぁ~ ちょっと濃いですなぁ
こんな事もあるので色出しは少な目の量からスタートし
ある程度近い色が出てきたら量を考えながらと色の微調整を
して行くのです。


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今回はこのロイヤルブルーとメタリックベースを使って調色で作業を進めています。


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丸いパイプに近い見本ですので丸みに合せての確認も怠りません。


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今回使用のハイロックDXは2液型(4:1)のウレタン樹脂塗料です。
主剤と硬化剤の比率4:1とは重量比なのでデジタルスケールで正確に計量します。http://www2.rockpaint.co.jp/home_j/products/car/product/uwanuri/highrockdx.html

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最終的な色確認は硬化剤を添加して吹き合わせで確認します。


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素晴らしい出来上がり!
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スカして(角度をつけて斜めから)見てもしっかり合ってますねぇ

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詰替えてラベルを張って出来上がり!!


『古き良き時代』の自転車が美しく化粧を施され
風を切って街を駆け抜けて行く姿が目に浮かびます。


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