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色見本・番号について

色見本・色票番号解説

(日本塗料工業会)の色見本について解説いたします。

(社)日本塗料工業会では塗料用の標準色を定め、塗料業界関係者が共通で使える色番号を定めています。塗料関係者の間では、色(カラ―)の指定には欠かせないツールとして定着しています。色見本帳は1954年の初版発行以来、2年に一度更新され、2011年F版で30版目となっています。また、環境に配慮して見本帳や塗料には鉛・クロムフリー顔料を全面的に採用しています。


色見本調について

日本塗料工業会の色見本帳は、(社)日本塗料工業会が建築物・構造物・設備機器・景観設備・インテリア、工業製品などの塗装によく使われる色(カラ―)を選び、塗料・塗装および関連業界の標準色見本として、2年毎に発行しているものです。「PANTONE」「DIC」は印刷用の色見本ですが、日本塗料工業会の色見本は塗料で色づけされています。2011年F版では、カラーバリアフリーとも呼ばれる「CUD」を採用し、サイン・案内図等用「CUD推奨配色セット」を作成しています。サイン計画や設備・製品の色彩設計や調色にも役立てることができます。


色票番号について

色票番号は、一般的に「日塗工番号」と呼ばれています。色票番号はマンセル表色系(色相・明度・彩度)に対応していますので、実際の色(カラ―)をイメージすることができます。

<表示例と番号の見方>
F08-45V
F=発行年記号(アルファベット一文字)
08=色相区分(有彩色は数字2桁で表示。無彩色は"N"で表示)
45=明度区分(数字2桁で表示)
V=彩度区分(アルファベット一文字) で構成されています。
発行年により頭のアルファベットは変わりますが、その他の記号が同じであれば同一色になります(例:T11-90B = F11-90B | TN-11 = FN-11)。ただし、2007年D版より鉛・クロムフリー塗料に変更しましたので、それ以前の版とは色(カラ―)の見え方が異なる場合があります。

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2011年F版では白内障などで色の識別がしづらい人のためのCUD(カラーユニバーサルデザイン)として、「CUD推奨配色セット」を作成しています。
標準色見本帳の新版と旧版の近似色を検索できる「ペイントカラー検索システム」http://www.toryo.or.jp/jp/color/color.htmlを開設しています。
旧色見本の色票番号はS24-285のように、「S=発行年記号(アルファベット一文字)」
「24=ポケット版掲載ページ番号(数字1桁又は2桁)」「282=色番号(数字3桁又は4桁)」で表示されています。
10年以上前に発行された色見本帳は保存していない場合もありますので、最新の見本帳で色のご指定をいただきますよう、お願いいたします。

(日本塗料工業会)の色見本について解説いたします。

(社)日本塗料工業会では塗料用の標準色を定め、塗料業界関係者が共通で使える色番号を定めています。塗料関係者の間では、色(カラ―)の指定には欠かせないツールとして定着しています。色見本帳は1954年の初版発行以来、2年に一度更新され、2011年F版で30版目となっています。また、環境に配慮して見本帳や塗料には鉛・クロムフリー顔料を全面的に採用しています。


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マンセルの色相は、「R(赤)・Y(黄)・G(緑)・B(青)・P(紫)」を基本5色相として時計回りに等間隔に配置されています。その間に「YR(黄赤)・GY(黄緑)・BG(青緑)・PB(青紫)・RP(赤紫)」があり、合計10色の主要色相から構成されています。明度は10段階で区別され、最高明度の白を10、最低明度の黒を0、無彩色段階は色の特徴を持たないニュートラル(neutral)の頭文字Nで表されます。彩度は色の強さを意味するクロマ(Chroma)で表されます。無彩色の彩度を0とし、各明度段階に有彩色が少しずつ加わることで、彩度の段階も徐々に上がっていきます。

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マンセルの色の表示は,Hue value/Chroma=色相 明度/彩度=H V/Cとして表します。
<表示例と番号の見方>
5R 5/14
5R=色相(1~10/R~RP)
5=明度(0~10)/(無彩色の場合は、明度(0~10)の頭にNをつけるのみで表します)
14=彩度(最低彩度0。最高彩度は色相によって異なります)

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マンセルブックには「光沢版」「無光沢版」「ニアリーニュートラル」「バリュースケール」があります。

色見本・色票番号解説

(日本塗料工業会)の色見本について解説いたします。

(社)日本塗料工業会から年1回発行されている自動車補修用の色見本帳です。新色を含む使用頻度の高い色を選定し、国産車は8社140色、輸入車は17社120色の合計260色を収録。色票の塗装は、すべてウレタン樹脂系塗料を用い、メタリック・パール色にはクリヤーを上塗りしてあります。色見本帳には、自動車メーカー・車種・塗色名・塗色番号・収録番号を掲載しています。


(日本塗料工業会)の色見本について解説いたします。

日本自動車車体工業会が発行している見本帳です。バスユーザーが採用している主なカラーナンバーをまとめたものです。2005年度版(第9版)には376色を掲載しています。バス車体に限らず、他の車体へも幅広く活用できます。
※顔料の変更等より、以前の見本帳のものと光源差で発色が変わって見える色があります。ボディーメーカー又は塗料メーカーにご相談ください。


(日本塗料工業会)の色見本について解説いたします。

1968 年に誕生して以来、グラフィックユースはもちろん、ファッション、インテリア、 プロダクトなどの幅広い分野で活用される見本帳です。主に印刷用の色見本のスタンダードとして第19版が発行されます。色彩に関わりのある多くの方々より高い信頼をうけています。 通常のDICカラーガイドのほか、日本の伝統色、フランスの伝統色、中国の伝統色、グレートーンガイドなどが発行されています。


(日本塗料工業会)の色見本について解説いたします。

PANTONEはアメリカに本社を持つグラフィック関連企業です。デザイン、印刷物、工業製品、アパレル製品などのさまざまな分野で、色見本帳などを提供しています。日本では、DICが広く採用されてきましたが、企業のグローバル化によってPANTONEを使われることが増えています。デザイナーに広く使われているAdobe PhotoshopやIllustratorなどのソフトでも、この色見本を使うことができます。